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  • 執筆者の写真くれは まゆみ

4/8遠足くれはカフェ @湖南市発達支援室

湖南市発達支援室の視察レポート


4月8日、遠足くれはカフェということで、7名で湖南市発達支援室を視察に伺いました。


本題に入る前に、まず湖南市について基礎知識を。


人口54778人、世帯数22920世帯、面積70.40㎢(端から端まで車で30分ほど)、湖東三山が有名、平成30年度予算211.1億円…という市です。


さて、湖南市発達支援システムとは。

障がい者及び発達に支援の必要な人に対し、乳幼児期から学齢期、就労期まで、保健・福祉・医療・教育・就労の関係機関の横の連携による支援と、個別の指導計画による縦の連携による支援を提供するシステムだそうです。


一般的に、福祉サービスが必要と思われる子どもたちについては、年齢に応じて担当される役所内での部署は移り変わります。

湖南市においてもそれはそうなのですが、障がいのある子どもさんについてのそれぞれのデータベースを統括するところが発達支援室のようです。発達支援室にはある発達障がい児の発見時から成人50歳くらいになるまで、紙媒体でのデータを保存しているそうです。


発達支援室は教育と福祉を連携させるべく、さまざまの分野から11人が集まっています。また全国から注目を集めるシステムでありながら、保健センターにデスクのみあるだけ。専用の箱ものはなしで機能してきました。地域の基地として小学校内に発達支援センターを設置するなどの工夫も。


障がいの「今」を解決する支援と、「将来」を見据えた支援を目指しています。


このシステムは13000人の署名がきっかけで生まれました。

すごいです。

また、「障がいのある人が生き生きと生活できるための自立支援に関する湖南市条例」も制定されています。


とにかく市をあげて市民の意識を高め早期発見、早期対応に備えた環境作りに努めておられます。


傷がいがわかってから、支援する大人たちをまずつなぎ、最終的には自己支援できるよう支援者から本人に「つなぐ」ということを大切にされています。


このように発達支援システム自体大変練られたすばらしいものであると、改めて思いましたが、支援する大人たち(市の職員)を年6回の会議で積極的につないでおられたり、長くデータを保存することで担当職員同士を時間を超えてつないでおられたりして、とにかく一人のお子さんのデータを共有される範囲が広いのに驚き、また支援の懐の深さに感動しました。





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